アンケート結果の集計の基本的なやり方とは? エクセルのピボットテーブルとパワーポイントを使って回答結果をまとめる方法を実例付きで解説

作成日:
2021-06-16
更新日:
2021-10-15
アンケート結果の集計の基本的なやり方とは? エクセルのピボットテーブルとパワーポイントを使って回答結果をまとめる方法を実例付きで解説

アンケートを実施した後には、正確に意義のある集計を行う必要があります。この集計がデータのアウトプットの質を左右してくるので、適切な集計方法の選択・ツールの活用方法を行えるようにすることが重要です。

現在、株式会社 Quest では、アンケート分析/集計ツールのリリースを予定しています (現在、鋭意開発中になります)。もしよろしければ以下のリンクより詳細をご確認頂き、ご希望の場合はリリース通知をご登録ください。リリースされ次第、改めてご連絡差しあげます。

アンケート結果の集計方法【エクセル・パワーポイント】

単純集計

最も基本的な集計方法で、アンケート結果の回答内容の全体的な傾向を把握するのに適しています。アンケートで提示した設問についての回答状況(各選択肢の選択者数や割合)を表しています。下記の表はエクセルのピボットテーブルを用いて作成しています。

エクセルのピボットテーブルで作成した単純集計の結果を、パワーポイントを用いて100%積み上げ横棒グラフとしてまとめています。数値を視覚化することで各頻度の割合が一目で理解できるようになりました。ここで作成したグラフはあくまで一例です。

クロス集計

全体的な傾向を単純集計で把握した後には、クロス集計を用いて属性別等の個別の傾向を分析します。ある設問についての回答状況を性別、年齢や他の設問の回答状況に応じて分割していくので、セグメントごとの様相を把握するのに適しています。下記の表はエクセルのピボットテーブルを用いて作成しています。

エクセルのピボットテーブルで作成したクロス集計の結果を、パワーポイントを用いて100%積み上げ横棒グラフとしてまとめています。数値を視覚化することで各頻度の割合が一目で理解できるようになりました。また、クロス集計の際には、分析軸が2軸あるので、それぞれについてのグラフを作成することができます。ここで作成したグラフについてはあくまで一例です。

アンケート集計の結果得られた数値データの扱い方については、主に「平均」「中央値」「標準偏差」「最頻値」「最大値・最小値」があります。以下では、それぞれについて簡単に説明しています。

平均

データの代表値として中央値とともによく用いられます。一言に平均といっても「算術平均(相加平均)」「加重平均」「幾何平均(相乗平均)」「調和平均」と種類があり、それぞれ使う場面が異なるので注意が必要です。算術平均は、最も一般的なもので全データの値の合計をデータの数で割って算出します。加重平均は、重み付きの平均で、各値に重みをかけてからそれらの重みの合計で割って算出します。幾何平均は、利子率等の指数関数的に増加するデータについて、n個の値の積のn乗根を取ることで算出します。調和平均は、データの逆数の算術平均を算出したものです。ただし、平均は外れ値の影響を受けやすいので必ずしも現実の状況を正確に反映しているとはかぎりません。

中央値

データの代表値として平均とともによく用いられます。全データを大きい順(小さい順)に並べたときに、真ん中にくる値のことです。データ数が偶数の時は、真ん中の2つの値の算術平均が中央値となります。平均とは違い、外れ値の影響は受けにくいです。

標準偏差

データの散らばりを表す指標です。偏差の二乗の合計をデータ数で割ったものの平方根を出すことで算出します。この値が大きければ大きいほどデータが散らばっているということになります。また、標準偏差の二乗は分散を表しています。

最頻値

全データの中で最も登場した頻度が高い値のことです。

最大値・最小値

全データの中で、最も値が大きいものと小さいものです。外れ値になっている可能性があるので、注意が必要です。

自由記述(テキスト)集計

テキストタイプの自由記述で得られるデータは定性的なものになります。このままでは定量的な分析が行えないので、「アフターコーディング」や「テキストマイニング」といった方法で定性データを定量データに置換します。

アフターコーディング

自由記述の選択肢化のことであり、テキストによる回答内容のうち、類似している内容の回答をカテゴリーとしてまとめていくことによって、定性的なデータを定量的なデータへと置換できます。

テキストマイニング

自由記述の回答中の文章を単語や文節ごとに分割していくことで、各単語の出現頻度や相関関係を分析していきます。分析結果はマッピング等によって視覚化することも可能です。


エクセルを用いたアンケート結果の集計

COUNTIF関数の活用

単一選択の設問に関して、エクセル上で指定した範囲について条件に合致するデータの個数を調べる際に有効です。セルにCOUNTIF(範囲, 検索条件)と入力することで求められます。例えば、性別を尋ねる設問について「男性」と回答した人の人数を知りたいときには、=COUNTIF(範囲, “男性”)と入力することで求められます。また、複数条件をかける際には、COUNTIFS関数を用います。

SUM関数・INDEX関数の活用

複数選択の設問に関して、エクセル上で指定した範囲についてデータの個数を調べる際に有効です。あらかじめ各選択肢について選択している場合には「1」、していない場合には「0」というように入力しておきます。各選択肢について集計表の該当するセルに=SUM(INDEX(参照(範囲), 行番号, 列番号))と入力することで合計が求められます。ここでいう合計とは、選択者数と一致しているので、求めたいデータの個数を算出できます。

ピボットテーブルの活用

アンケートの結果得られた大量のデータの集計やその中でも必要な情報のみを適当な分析軸で集計したいときに有効なのがピボットテーブルです。エクセルの「挿入」欄から「ピボットテーブル」を選択することで作成されます。ピボットテーブルの実際の活用方法については、「クロス集計の概要と実施時の注意」という記事で取り上げているので、参考にしてください。

アンケート結果の集計時の注意点

データの正確性・有意性

実施したアンケートを集計する際に、算出した各セグメントごとのデータと元データに整合性があることを確認する必要があります。アンケートでは回答が途中で放棄されることもあるので、設問に応じて分母が変化したり、また調査の対象外となる回答者の回答をデータに反映させないといった配慮も必要です。他にも集計の際に使用している分析軸が自分が行いたい分析にとって適切かどうか注意しておく必要もあります。

アンケート結果を分析するための適切な集計方法を選択

細かいセグメントにについての集計結果を算出したい場合に、単純集計ばかり用いていても分析は進みません。また逆に単純集計によって全体的な集計結果の傾向を把握する前にクロス集計をむやみに行っても、セグメントの集計結果が正しく状況を反映できていないといった事態に陥る可能性があります。さらに自由記述について選択式の設問と同様の集計を行っても一貫性にかけるため、定量的なデータに置換するといった作業も必要となります。分析の段階にあった適切な方法選択が重要です。

アンケート結果を表現するための適切なグラフを選択

アンケート集計の結果を可視化するためにデータをグラフに落とし込むことがあります。その際に使用するグラフ選択を誤ると、集計結果を正しく第三者に伝えることができません。円グラフ・棒グラフ・折れ線グラフ等のそれぞれのグラフが表現できる内容を把握した上で、グラフを使用する必要があります。例えば、あるデータについての構成比の変化を表現する際に 円グラフを用いたとしても瞬時に視覚的に比較することは難しい場合があります。適切なグラフ選択が正確でわかりやすいアウトプットへと繋がります。


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