アンケート調査分析で使う「クロス集計」とは? エクセルのピボットテーブルを利用した集計表の作り方とアンケート集計ツールを使った分析方法を解説

作成日:
2021-06-10
更新日:
2021-10-21
アンケート調査分析で使う「クロス集計」とは? エクセルのピボットテーブルを利用した集計表の作り方とアンケート集計ツールを使った分析方法を解説

「クロス集計」の意味の解説からアンケート分析でよく使われるエクセルのピボットテーブルを使ったクロス集計表・グラフの作り方、、さらに分析に役立つアンケート分析ツールのご紹介と使い方を解説します。

クロス集計とは

クロス集計とは、集めたデータを2つ以上の分析軸から集計していく手法のことです。分析軸として主に用いられるのは、回答者の属性や設問の回答内容です。これらはそれぞれ「属性間クロス集計」「設問間クロス集計」と呼ばれています。

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アンケート分析・レポート作成ツール

アンケートでクロス集計分析をするメリット

大容量のデータを複数の分析軸をもとにセグメントに分けて集計することで、様々な分析軸に合わせた各セグメントのデータ量を可視化できます。

アンケートでクロス集計分析をする際の注意点

データ量が大きくない場合、セグメント化していく過程で各セグメントの度数が小さくなりすぎ、分析を有効にできない可能性があります。単純集計等で予めこのような事態が発生しないように確認しておくことが望ましいです。

クロス集計を行う際には、アンケートを設計する時点から注意する必要があります。1つの設問に複数の質問内容を組み込むとエクセルでピボットテーブルに落とし込む際などに、それ以上細かいセグメントに分割できないといった問題が発生することがあります。

アンケート分析でよく使われるクロス集計表の種類

属性クロス集計

アンケートなどで集めたデータについて、回答者の属性ごとにその傾向を分析することができます。回答者の属性の例としては、年代・性別・居住地・職業・家族構成やこれらの要素を合わせたもの(年代と性別)があります。

設問間クロス集計

アンケートなどで集めたデータについて、回答者の回答内容(属性設問以外)ごとにその傾向を分析することができます。例えば、ある食品についてのアンケートで、「その商品の品質への評価(良い/普通/悪い)」と「その商品を購入する頻度(毎日/隔日/...)」という二つの設問について、これらのデータを合成して分析できます。この場合、購入頻度が毎日である人の品質への評価を分析することができます。

多重クロス集計

クロス集計における分析軸は2軸である必要はありません。必要であれば、3軸以上にすることもできます。これらはそれぞれ「n重クロス集計(n=1,2,3...)」と呼ばれます。上記の属性間クロス集計における、「年代+性別+他の設問のデータ」は、3重クロス集計の一つと言えます。

単純集計

クロス集計とともに単純集計もよく用いられます。単純集計とは、1つの設問についてのデータのみをまとめたものです。言い換えると、分析軸が1つしかないということになります。

アンケート分析で使われるクロス集計表の見方

クロス集計表では、各セグメントは、表側と表頭の各要素の交差点です。つまり、それらの要素の部分集合が各セグメントとなります。表では、セグメントごとに度数と割合が多くの場合記載されています。

表側

表の縦軸のこと。表における最も左の列を表しており、通常分析軸が記載されている。

表頭

表の横軸のこと。表における最も上の行を表しており、通常分析軸が記載されている。

度数(実数)

アンケートの結果得られた各セグメントに関する回答者数のこと。

割合(比率)

各セグメントの度数を各セグメントの度数の合計値で割ったもの。行の合計に対する割合であるか、列の合計に対する割合であるかによって、「横%表」「縦%表」と呼ばれる。ただし、各セグメントの割合の行/列における合計値が100%になるのは、設問が単一選択であるときのみであることに注意する必要がある。

Excel ピボットテーブルを使ったクロス集計表・グラフの作り方

  1. クロス集計したいデータを全て選択します(この際、ラベルも選択してください)
  2. シートが選択されている状態のまま、「挿入」→「ピボットテーブル」と選択します
  3. 「ピボットボックスの作成」が出てくるので、「OK」を選択します
  4. エクセル上に項目が入力されていないピボットテーブルが出てくるので、1.で選択したデータを「ピボットテーブルのフィールド」の該当箇所にドラッグします
  5. 「ピボットテーブルのフィールド」内で、分析したい項目について選択します
  6. 「列/行/値/フィルター」を行いたい分析に合わせて調整すれば完成です

実際のアンケートのローデータを使ったクロス集計表グラフの作り方事例

あるアンケート調査の結果をもとに説明します。(サンプル数: 男性1,455ss, 女性1,466ss, 合計2,921ss)

以下では、わかりやすくするために、3設問 9人のみのデータを例として記載しています。(実際は2,921人)

A列:年齢、B列:性別、C列:コロナ以後の在宅時間の変化 が記載されたエクセルのローデータがあった場合、

アンケートのローデータイメージ (Excel)

2,921ssに対して、先程の手順でエクセルのピボットテーブルを使ってクロス集計すると、以下のようにクロス集計表ができます。

ローデータをエクセルのピボットテーブルを用いてクロス集計した表

さらに、エクセルのグラフを選択し、「挿入」→「ピボットグラフ」を選択すると自動的にクロス集計の結果がグラフ化されます。

ピボットテーブルを使ってつくったクロス集計表をグラフ化

このようにアンケートをクロス集計分析すると、在宅時間が「やや増加した人」「増加した人」の人数が男性より女性の方が多いことが一目でわかります。


集計ツールを使ったクロス集計表・グラフの作り方

Quest のアンケート分析ツールを利用することで、ローデータをアップするだけで分析を円滑に進めるグラフと表を作成することができます。

エクセルを手動で作成するよりも早く、かつインサイトや気づきを抽出しやすい細かな設定を直感的に行うことが可能です。

アンケート集計・分析ツール

STEP 1. アンケート・ローデータをアップロード

まず、集計をかけたいデータのローデータをアップロードよくアンケートで使われる日本国内の調査会社3社と、海外・国内のアンケートツール2つのフォーマットに対応しています。

STEP 2. クロス集計をワンタッチで。瞬時にグラフ化

ローデータを一度アップしたら、クロス集計やグラフを作るための複雑な計算や設定は不要です。分析軸と表示させたい設問を選ぶことで、パッとグラフ/クロス集計を出力します。

ハイライトしたい部分の色付けやグラフの降順/昇順での並び替えといった、分析に役立つ機能もワンタッチで自在に、直感的に設定が可能です。


STEP 3. グラフ/表を直感に操作しながらアンケート分析を実施

リサーチ会社であるQuestが培ったアンケート分析のノウハウを随所に実装しており、分析時に必要となる細かな設定方法をサポートします。

分析セグメントの回答数チェック・差異のハイライト・有意差検定は自動で行われ、分析者は示唆を抽出することに専念することができます。


利用してみたい方は、次のページでメールアドレスを入力のうえ、事前通知に登録ください。登録確認メールにて、α版利用に関するお知らせも記載しておりますので、ご希望の方は直接メール等でやりとりできればと思います。

アンケート集計・分析ツール

なお、試作版の利用に関して、営業行為はいたしませんのでご安心ください。フィードバックいただけるお客様と一緒に、よい製品に仕上げていきたいと思っています。


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