日記調査の概要と実施時の注意点

日記調査とは

日記調査とは?

日記調査とは、一定期間対象となるモニターに商品使用の感想や行動記録等を日記形式で記入してもらうアンケート調査です。1回きりのアンケート調査では把握することができないモニターの生活や購買行動、感情やニーズの変化等を知ることができます。
近年ではスマホが普及していることからPCサイトのUIだけではなくスマホ上のUIも使いやすく設計することが望ましいです。

日記調査のメリット

一定期間継続して調査を行えるため、

  1. 日々変化するデータから示唆を読み取ることができる
  2. 過去の記憶に頼らない正確なデータが得られる
  3. 日々の些細な気づきや不満を発見することができる

という点が挙げられます。

日記調査のデメリット

一定期間継続して行う調査であるため、

  1. 離脱者が出やすい
  2. 1回きりのアンケート調査よりもコストがかかる
  3. 大量のデータの獲得・分析が難しい

ことが挙げられます。

日記調査の活用場面

日記調査は、長期間にわたってユーザーの情報を生活の文脈ともに取得できることから、エスノグラフィ的な調査であるといえます。

  • 新規商品・サービスの開発
    日々の生活行動のうち特定のジャンルに該当するものについて、日記形式で行動記録をとることによって、新規商品・サービスのコンセプトを策定する際のターゲットユーザーのインサイトやニーズを知ることができます。
  • 商品・サービスの改善
    ある商品・サービスを一定期間使用してもらい、その便利な点・不便な点について多面的に評価してもらうことによって、商品・サービスの改善点を抽出することができます。
  • 顧客とのコミュニケーション検討
    特定の商品を購入したとき、特定のサービスを利用したときなどに、その背景などを日記形式で記入してもらうことによって、顧客とのコミュニケーション方法を検討する材料を得ることができます。

日記調査実施時の注意点

  • 事実ベースで記入
    実際に自身がとった行動を事実ベースで記載してもらうことで、建前や関係のないノイズを除外しやすくなります。
  • フィードバックをして修正
    最初に記載してもらった日記データでは、欲しかったデータが記載されていなかったり、具体性に欠けるデータであったりする場合が多々あります。そのため、モニターに対して日記のフィードバックを記憶が新鮮なうちに行い修正してもらうことによって、日記調査で得られるデータをより活用しやすくすることができます。
  • 離脱を見越してバックアップ
    日記調査では長期間にわたって日記を作成してもらうことから離脱者が生じることもあります。そのため、必要数よりも多くの予備対象者を募っておく必要性があります。
  • アップロードツールのセットアップ
    日記調査では写真や動画等のファイルアップロードが頻繁に行われることから、事前のセットアップを徹底しておくことが大事です。LINEやインスタ等のアプリは多くの対象者が慣れているため、実施しやすいです。

日記調査 の実施をご検討であれば、まずはお気軽にご相談ください。
漠然と検討している段階の方からのお問い合わせも歓迎です

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調査実績

225
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Intv.実績

2,120
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掲載パネル数

1,900
万人以上

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加藤 直樹 | Naoki Kato
東京大学法学部を卒業後、ボストン・コンサルティング・グループ (東京) に入社し、コンサルタントとして活躍。2019年に株式会社 Quest に Join。認知度調査や市場規模調査等のマーケティングリサーチに強み。
近藤 恭平 | Kyohei Kondo
北海道大学工学部卒業後、エニグモ、リクルートを経て、スタートアップを共同創業。同社退職後は BCGデジタルベンチャーズを経て、株式会社 Quest に Join。事業オーナー目線でのカスタマー・エキスパートリサーチに強み。

日記調査 の実施等に関するご相談はこちら

漠然と検討されている段階の方から、明日調査を開始したい方まで、幅広く対応いたしますので、まずはご相談ください。以下フォームに記載可能な範囲でご記入いただけましたら、内容確認後に担当より遅くとも2営業日以内にご連絡いたします。

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