インターネットリサーチとは?
インターネットリサーチは、「パネル」もしくは「モニター」と呼ばれる調査対象者に対し、目的に応じた設問を設定し、メールや専用サイトなどWebを利用して設問に回答してもらう調査手法です。
「郵送調査」や「電話調査」などの調査手法よりも時短かつ低コストで自由度が高い反面、調査対象者がパネルの質に依存してしまったり、虚偽回答で信用性が下がってしまったりというリスクも存在します。
インターネットリサーチの活用場面
定量的に仮説の優位性を検証したり、データをもとにレポートを作成したりする際に、インターネットリサーチが用いられるケースが多いです。
インターネットリサーチ実施時の注意点
- シンプルに質問を作成
質問は要点を絞り、かつ専門用語や略語といった特定の回答者にしか分からない言葉を使わないように心がける必要があります。
- オープンクエスチョンを回避
インターネットリサーチでは回答データを照合したり、分析したりすることが多いため、Yes,Noで答えることができるクローズドクエスチョンをメインで用いるべきです。オープンクエスチョンは補足的に用いるのであれば、有用な情報や洞察を得ることができます。多用してしまうと離脱率が増えたり、無効回答が増える恐れがあるので注意しましょう。
- 論理的な構成で作成
構成としては、回答者がアンケートに回答したくなるような導入から入りましょう。 (例: 「お客様へのサービス向上のためにご協力ください。次の簡単なアンケートにご回答ください。」)
そして、より広い範囲の質問から始めて、次に狭い範囲の質問に移りましょう。最初に性別・年代等の人工統計データを収集し、最後に機密性の高い質問をするのが一般的であり、連絡先情報を尋ねる場合は最後にした方がよいです。
- 分岐ロジックの動作確認を徹底
分岐ロジックを挿入した際には、アンケートを公開する前に動作確認を行うようにしましょう。動作確認をしない場合、ロジックのミスがあると対象者に応じた適切な質問がなされなかったり、アンケート結果に分析対象者以外の回答者が混じってしまうケースがあります。