コンサル事業統括者 小梶 隆介(Quest)
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リサーチ事業責任者 加藤 直樹(Quest Research)

「人の知見」と「AIの効率」を融合させ、リサーチで意思決定のスピードを最大化する。─Quest Researchが提供する、次世代の事業開発支援

はじめに

事業の成長において、「顧客理解」が重要であることは、もはや言うまでもありません。多くの企業が、そのためのデータ活用やリサーチに力を入れています。

では、その一歩先へ進むために、私たちは何をすべきなのか。
どうすれば、顧客自身も気づいていない“本音”にまで辿り着けるのでしょうか。

今回は、コンサルティングとリサーチの両面から企業の意思決定を支援するQuestグループのコンサルティング事業統括者の小梶と、リサーチ事業責任者・加藤が、AI時代の到来によって開かれた「顧客理解の新たな可能性」と、それを実現するための独自のアプローチについて語ります。


第1章:顧客理解を、さらに深化させるために

─本日はありがとうございます。「顧客の言葉と本音のギャップ」という課題に対して、Quest Research(Questグループ)が創業以来大切にしている思想について、まずはお聞かせいただけますか?

小梶: 私も前職のBCGで多くの企業の事業開発をご一緒してきましたが、常に感じていたのは、クライアントの皆様が「もっとスピーディーに、もっと深く」顧客を知りたいと願っていることでした。 その想いに応えるためには、従来のやり方を踏襲するだけでなく、新しいアプローチが必要だと考えています。
加藤: リサーチは本来、「調べるための仕事」ではなく「決めるための仕事」です。 私たちは、お客様の貴重な意思決定の精度とスピードを最大化するために、何ができるかを常に考えています。そのために、既存の手法の良いところは活かしつつ、テクノロジーの力でその可能性を拡張していくことが、私たちの役割です。


第2章:「人の知見」と「AIの効率」を融合させる、私たちの独自アプローチ

─  その思想を具現化したのがQuest Researchですね。弊社ならではの“価値”について教えてください。

加藤: 我々の価値の源泉は「徹底的な効率化」と「人の強さ」の融合にあります。
従来のリサーチで最も大きな課題は“手間と時間がかかりすぎること”でした。我々はAIを中心とするテクノロジーの力で、本来工数をかけるべきでない仕事を最小化し、お客様側の時間も含めた調査スピードを劇的に向上させます。
一方、リサーチの肝となる調査設計や最終的な示唆の抽出は、専門性も含めリサーチャーの力が必須です。経験豊富な“強いリサーチャー”を揃え、「人」の力で品質を最大まで高めています。

小梶: デジタル技術、特にAIの進化は、リサーチに大きな可能性をもたらしました。例えば、これまで言語化が難しかったデザインの好みのようなものでも、AIに大量のインタビューデータを投入すれば、人間では気づかなかったインサイトを言語化してくれる。プロダクトやサービスの開発主体者だけでなく、事業責任者、しいては経営者が消費者の声をAIに聞きながらリアルタイムで事業開発を考える、そんな世界もすぐそこまで来ています。

加藤: さらに、Quest Consultingという戦略実行部隊がグループ内にいることも大きな強みです。我々の定量調査・定性調査を通じて得られた大量のインプットを、専門のリサーチャーが高品質に分析し、さらにコンサルタントが最終的なビジネス示唆へと昇華させる。
このシームレスな連携によって、事業成果に直結するインサイトを提供できるのです。


第3章:【導入事例】高速の改善サイクルが導いた、事業の新たな方向性

─ その独自のアプローチが、実際にクライアントのビジネスをどう変えたのか、事例を教えていただけますか?

加藤: あるToC向けサービスを展開されている企業様の案件が象徴的です。「抜本的なサービス改善の方向性を見出したいが、期間は8週間しかない」というご相談に対し、毎週「定性調査」と「定量調査」を繰り返す、高速の改善サイクルを回すことをご提案しました。

─ 8週間で、毎週ですか。かなりスピーディーですね。

加藤: 合計で定性調査は50名、定量調査は数十問を4回実施しました。このサイクルの速さこそ、我々の効率化されたプロセスと専門性の強みです。ただ調査を繰り返すだけでなく、毎回得られた示唆を次の調査設計にリアルタイムで活かし、軌道修正を重ねることで、クライアント自身も気づいていなかった新たな事業の方向性を見出すことができました。


第4章:成長と拡大。お客様からの信頼の証

─ そうした価値提供が、お客様からの信頼に繋がり、近年の事業拡大を後押ししているのですね。

小梶: おかげさまで、グループ全体が大きく成長しています。私が入社した時は、マンションの一室のような部屋で数人で日々議論しながらやっていた状況した。その後、オフィスも広くなって顔と名前が全員一致した中で数十人で運営するフェーズがありましたが、今ではインターン生の人数も大幅に増えており、顔と名前が一致しない人も出てくる規模になりました。
毎年組織のフェーズが変わっていく感覚は、成長企業ならではの楽しみです。

加藤: お客様の層も広がりました。当初は限られた業種・限られたテーマでのご相談が多かったのですが、最近では不動産、保険、消費財といった様々な業界の大手企業様から、既存事業のテコ入れやマーケティング戦略のご相談も増えています。組織も、昔は「個の力」で戦っていましたが、今は「組織力」としてご評価いただけるようになったと感じます。


最後に:お客様と共に、顧客理解の未来を拓く

─ この記事を読んでいる自社の顧客理解をさらに深めたいと考える方々へ、メッセージをお願いします。

加藤: リサーチは「意思決定するための仕事」です。我々は、お客様の意思決定の精度、スピード、再現性を高めるご支援を常に心がけています。何かを決めたい時、そこに顧客の声を生かしたいと思うシーンがあれば、ぜひお声がけください。

小梶: 「事業開発のスピードを上げたい」「CXを次のレベルに引き上げたい」といった課題に対し、私たちはリサーチ基盤を持つコンサルティングという形で、その蓋然性を高めるご支援ができます。
私たちのチームは、お客様の成功に貢献することに、誰よりも高い熱量を持っています。


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弊社は、お客様のビジネス課題に寄り添い、事業成果に繋がる「本物のインサイト」を提供します。

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