市場調査会社の株式会社Questは、男性スキンケア利用者の現状/意識変化の調査することでコロナ禍における変化の示唆を導出するため、2021年5月18日(火)に全国の15~64歳の男性約2,483名へWebアンケートを実施し、「コロナ前後における男性のスキンケア習慣の変化」に関する調査レポートを発表しました。 調査の結果、現在スキンケアの習慣があると回答した男性は35%で、スキンケア実施者全体の平均出費額は1,708円でした。この結果から、男性スキンケアの市場規模は2,260億円であると試算されます。現在スキンケア習慣がある男性のうち14%は、2020年以降にスキンケアを始めた方で、そのうち63%は20代以下が占めています。また、スキンケア実施者のうち2~4割はコロナ禍で肌が気になるようになったと回答していることから、コロナの影響を受けて若年層を中心に男性スキンケア市場は拡大傾向にあると言えそうです。
回答者のうち35%の方が、現在スキンケア習慣があると回答し、男性人口に当てはめると1,324万人のスキンケア人口がいると試算されます。スキンケア実施者に対して、月当たりどの程度スキンケアに出費しているのかについて尋ねると、スキンケア実施者全体で平均1,708円で、年間2万円ほどスキンケアに出費しているという結果となりました。上記の結果から、男性スキンケア市場規模は2,260億円に及ぶことが試算されます。
スキンケア実施者に対して、どのくらいの頻度でスキンケアを実施しているのかについても加えて伺いしました。その結果、70.6%の方がほぼ毎日スキンケアを行っているという結果となりました。高校生・大学生ではその割合が79%であったことから、思春期など肌に関する問題を抱えやすい若年層では特にスキンケアに対する意識は高いと言えそうです。また、現在使用しているスキンケアの種類についても伺ったところ、洗顔料が全世代で最も高い使用率で、スキンケア実施者全体で84%という結果となりました。次いで、化粧水が全体で66%の使用率でした。
スキンケア実施者に対して、コロナ禍で肌が気になるようになりましたかという質問を行ったところ、高校生・大学生では41%の方が、肌が気になるようになったと回答し、そのほかの世代でも約20%の方がコロナ禍で肌が気になるようになったと回答しています。また、現在スキンケア習慣がある方のうち14%の方は2020年以降にスキンケアを始めた方で、そのうち63%は20代以下でした。こういった結果から、若年層を中心に男性スキンケア人口は増加傾向にあると言えそうです。
早稲田大学人間科学部。人材・不動産業界での勤務経験がある。趣味は、水泳・登山・読書。
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株式会社 Quest は、本記事のようなインターネットを通じた生活者へのリサーチの設計から実施、レポーティングを強みとしてます。提携パネルを通じて 1,000万以上にアンケートを配信でき、人口構成に合わせた配信や、人口構成にあわせるウェイトバック集計も承ります。定量調査は、ローデータ納品まで最短即日、レポーティングも1週間以内での納品も可能です (要件によりますので詳細お伺いした上でスケジュールはお伝えします)
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